フレンチレストラン「オノウエ」様 新装工事
本場フランスのミシェラン三ツ星レストランで10数年
修行され、このたび独立にあたり、私どもで施工させていただきました。
オープンから1年を待たずして「ミシュラン2018」☆星を獲得
続いて2019年も☆獲得が決まりました。
作り手としても嬉しい限りです。
それでは家づくりならぬ、『店作り物語』Vol.1をお読みください。
店の雰囲気は、南仏の田舎風の内装に仕上げて欲しいというご要望でした。
残念ながらフランスに行ったことなく、まして、南仏の田舎の雰囲気と言われ、
ても???「どうしようか?」と言う感じでした。
ゆいつ、ベトナムがフランスの植民地時代に建てられたホーチミンの「マジェスティックホテル」に
何泊かした体験があるくらいです。
店作り物語り「第一回」のご紹介は、お店の壁の仕上げ材料を決めたエピソードをご紹介します。
土壁風で、硬さも必要となると、選択肢がだんだん狭まり一番大変でした。
オープンの日は決まっていて変えれないし、壁材は決まらないし。
悶々として、ただただ、いろんなサンプルを作り、見てもらい、打ち合わせの日々でした。
調度品を仕入れされるアティーク品の店にあった壁も大変参考になりましたが、少し違うし。
そんな日々でしたが、打ち合わせを繰り返す中で、自然と答は出てくるものですね!
「そうだ!日本流で言えば農家の土間に塗ってある三和土(たたき)仕上げの壁面版だ!!!」
「赤土と生石灰と砂を混ぜて塗りこむ仕上げだ!」
そこまでは解ったのですが、結果として三和土壁は断念しました。
しかし、写真の通り、青いじゅうたんに、土壁風な自然感たっぷりの壁に、
ステンドグラスの窓や、調度品がピッタリと合って、良い雰囲気に仕上がりました。
シェフと二人三脚の、工事期間、振り返ると楽しい日々でした。
「最後までお読みいただきありがとうございました。」
フレンチといえばワインですが、その大事なワインを保管するワインセラーではなく
部屋ごとワインセラーの『ワインカーブ』にまつわる物語は次回のお楽しみに!!