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茶室 又生庵 完成です。

保田與重郎翁
俳人でもあり文芸評論家の書が床の間の軸です。
お煎茶の茶室らしく柔らかくなりました。

因みに掛け軸には
「梓弓 春の 
この日の花しつめ 
王(わ)れはも かさす 花の一枝」
花しづめを調べましたら
鎮花祭(薬まつり)のことらしく、大神神社と狭井神社で行われるらしいです。
書家のH先生に読んで頂きました。
「昨年より進めていました。
江戸末期築のお茶室再生工事が完成です。
又生とは、野火焼けて尽きず 春風吹いて又生ずる。
という意味だそうです。
桜の咲くころに完成させれば良いな!
そんな気持ちで進めてきました。
茶室内には炉は切って無く、
お煎茶道を楽しむ茶室と思います。
お煎茶でお菓子をいただき、会席膳の後
俳句を詠むお遊びです。
武家社会で広まった茶道とは違って柔らかく
遊び心が詰まっています。」

灯りが灯って茶室が行燈のような雰囲気です。

常夜灯として暗くなると灯る明暗センサー付きの照明です。

此処が入り口となります。常夜灯として暗くなると灯る明暗センサー付きの照明です。


外壁は杉皮です。
女竹を真鍮釘打って押さえてました。出隅の竹の交差部分を互い違いに組み合わせてます。

昼間の外観です。

奥に見えるのが水屋です。詳細は別途掲載します。

雨樋を青竹を伐って樋代わりに!
遊び心で「雨のみち」と名付けてみました。

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