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大工さんと京都建物探訪

先週末、若い大工さんと3人で神宮通りにある、京料理の店に行ってきました。

というのも数寄屋普請のユニークな材料を色々使った店を、写真だけではなく実物見せておきたかったからです。
メーンは
○舟底板の大胆な使い方です。

そして、
○天井板は杉のへぎ板天井です。

○カウンターは布を張ってから重ね塗りした漆塗りの底ツヤがよかったです。

○壁は古い土を使ってカビを生やして古びた観を出してます。
○屋久杉もちょこっと使われてました。
そんなことで、
せっかくの料理はそっちのけ!建築談義に終始してしまいました。

というのも最近、舟底板をいただいたからです。
家主さんのご厚意で、古民家の蔵の板を外しに行って
汚い板をブラシで磨いて保管中です。
茶室の工事が来なくても
「きっと上手く活かせる仕事があるのでしっかり見といてね」と大工さんには伝えおきました。

先日紹介してましたマンション雅心庵六角堂の屋根改修工事の慰労会?です。
近所に南禅寺の瓢亭があるんですが、屋根が雅心庵の屋根と同じでした。
3人でそれを観て、「猪谷工務店のほうが綺麗に納めているなあー」と思わず口をつきました。

もう一つ
25歳以下の日本の大工さん
全国で何人いるか?想像つきますか?びっくりしました。
日本全国で千人台になってしまいました。
色んな業界も人材不足ですが、これからはDIYの時代ですね!

この程度の板を使うと先の床の間の床板のようになります。

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