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白犬のおいど浪花話 第一話

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[白犬のおいど大阪ばなし]第一話

とある商店の店先

番頭: 今日は休まして
   もらいましたんで      
   帰りに美味しいもんこうて
   帰りますので。

主人:あんたの話は風呂屋の釜やからな、
   
    “なんでんねん それは?”

    ゆうばっかりやがな

    あてにせんと待っとくわ。

番頭:はははは!それはきついけど上手いこと言われてしまいました。
  
  うさぎの逆立ちですわ

主人:番頭はん、謎かけ返してきたな、“なんやそれ?”

  耳が痛いですがな

二人のやりとりを聴いていたお客が
横から話しに割り込んで

お客様:お二人のお話しは

   白犬の”おいど“でんな
        (お尻)

二人:「なんでっかそれ?」

   お(尾)もしろい 

ということですねん

二人:ありがとさんでございます。

番頭:ところでお客さんさっきからこの品物ずっと見たはりますけどどないですか?奥さんに

お客:ええもんやと言うことは分かってんねんけどな。
どないしょうかなとおもてまんねん。

  まーー“いもと(妹)の嫁入り”やな

番頭:と言いますと?

お客:姉(値)と相談やがな

番頭:ハハハハうまいこと言いはりますなそれやったら勉強しときますので。

お客:ほうか!ほな包んでくれるか。

番頭:へい おおききありがとさんだす。

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