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巨木確保アフリカまで よみがえる興福寺中金堂 を読んで

寺中金堂が本年10月に落慶法要が営まれるそうです。
二年前の日経新聞からみますと、再興に当たっての巨木の確保に、アフリカのカメルーンからアフリカケヤキ(ブビンガと呼びます)径77センチ長さ10mが36本径62センチの長さ5.3mを30本使っていると言う事でした。

ブビンガは現在、伐採禁止になっています。
十数年まえには大阪の南港の製材所の置場に大量に積み上げてあったのを思い出します。
国際的な環境問題を云々するのはこのページでは避けたいと思いますので御了承ください。

直径77センチは出来上がり寸法ですので、正味丸太の寸法は1m以上いります。
これは、どの樹も同じですが、中心の赤い部分と周りの白い部分に分かれていまして、周りの白い部分は腐りやすく、耐久性に劣りますので、削り落として赤味部分のみ、使うそうです。

我々住宅の建築では、其処まで贅沢に材料を使う事は出来ないですが、国宝級になりますとすごいですね。けれど、出来るだけ赤味の多いヒノキ材を、土台に使うとかは努力しております。
と言う事は年数の経った太い丸太から木取りした角材を使うわけです。
写真の丸太はブビンガでは有りません丸太をイメージし易く興福するために、米松を使いました。

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