細部までこだわる
猪谷工務店には、多くの「こだわり」があります。
家は、生活の基盤となる大切な場所です。
そこは健康を養う場所であり、安心を得る場所であり、その事によって幸せを感じることができる場所であるべきだと考えています。
ここではそれを実現するための、私たちのこだわりを紹介させていただきます。
健康のこだわり
猪谷工務店の数ある「こだわり」の中にあって、もっとも重視していることは「暮らす人を健康に」するという考えです。
暮らす人の健康を実現するために、限りなく天然の素材を昔ながらの伝統の工法で組み上げることにこだわっています。
その一例を以下に紹介いたします。
木材のこだわり
土台 大引きなど床下の重要な部分にはヒノキ、そして赤身部分が多い木材を使います。丸太の赤身部分が多いということは50年60年という年数が経っている木材ということになり、防蟻、防腐にかなりの効果があります。
一般に「土台はヒノキを使用しています」といっても年数の浅い木材の場合、防蟻、防腐効果はほとんど期待できません。
また、柱もヒノキ、横架材(梁、母屋、桁)等は、マツ、吉野スギが多く、120mm巾以上が基本です。(集成材はほとんど使用しません)
造作材はメーカーの既製品ではなく、無垢材を使用し、木製建具はオーダーで製作しています。ご希望であれば家具も製作しています。
また、床材は全て無垢材です。スギ、ヒノキ、クルミ、クリなど、お客様とご相談の上、決定します。
工法のこだわり
木造在来工法で、建物自体が息ができるように工夫しています。
1300年前に建てられた法隆寺の五重塔は木造の高層建築です。
歴史に残る大地震や台風にも倒れませんでした。
猪谷工務店では古い伝統技術を受け継いだ上、で新しい耐震構造の家を建てています。
また、内部は室内の湿度調整をしてくれる健康的な住環境を実現するために、漆喰、珪藻土、または環境壁紙を使用し、ビニルークロスはほとんど、ご提案していません。
一般のビニールクロスは施工性が良く、安価で工期も短くなりますが、通気をしてくれません。
また湿気も吸わないので結露やカビが発生しやすく、部屋を閉めっぱなしにするとシックハウスに配慮された「F☆☆☆☆」の商品でも、やはり匂いがします。
そして何より、ビニールクロスで囲まれた室内空間と呼吸する素材に囲まれた室内空間とでは、「心地良さ」が違います。
安心のこだわり
猪谷工務店は、目に見えないところにこそこだわります。
それは施主様に安心してお住まいいただけることこそが、家として大切なことと考えているからです。
建てた家が100年、200年と歳月を重ねてこそ、素晴らしい建築といえます。
長く住み継がれる文化財的な家づくりを目指します。
そのため、生活に密着した設計をするために、話し合いは十分に時間を取っています。
人が長く生活する場ですから、設計のよしあしは重要です。
- ・家族構成
- ・生活スタイル
- ・家に対する要望
など、
家づくりに必要な条件をとことん話し合います。
丸太の雑学
杉丸太の木取りをご覧ください。
- 1.赤白柾角
- 2.長押
- 3.梁材平角
- 4.柾角
- 5.長押
- 1.板
- 2.巾120横架材
- 3.板
部 材 | 特 徴 |
柱 | 木材は杉(すぎ)、桧(ひのき)、ヒバ等を使う。幅は3寸5分(10.5cm)、4寸(12cm)。長さは3m、4m、通し柱は6m、9m。 |
梁 | 屋根や2階床などの重みを柱に伝える役割を果たします。 杉(すぎ)、桧(ひのき)が使われます。 |
桁 | 軸組みの外周部にある横架材でやねを支える役割を果たします。 |
土 台 | コンクリート等の基礎の上に置かれます。 桧(ひのき)、ヒバが使われます。幅は3寸5分(10.5cm)、4寸(12cm)。 |
垂 木 | 屋根を作る部材です。 |
根 太 | 床を作る部材です。 |
野地板 | 垂木に打ち付けて、屋根を作る部材です。主に杉(すぎ)が使われます。 |
胴 縁 | 柱と柱をつなぐように壁の下地を作る部材です。 |
間 柱 | 柱と柱の間の同方向(垂直)で立てます。 |
大工道具にもこだわりがあります。
木の家を作る時によい道具にこだわっています。
1.鋸(ノコギリ)
2.鉋(かんな)
3.ちょうな、突きノミ
4.溝かんな
5.ノミ
5.差しがね、墨壷、ノミ