漆工芸家の作品展を拝見してきました
阪急百貨店で毎年開かれる 小島雄四郎先生の作品展に行きました。
小島先生とは十数年前からのご縁で「猪谷工務店の完成見学会」に展示していただいたり個人的に色々御指導いただいております。
小島先生は、漆芸作家「黒田辰秋さん」の直弟子さんです。
本物の工芸品を拝見するたびに素晴らしい感銘を受けて大変勉強になります。
下の写真はケヤキの厨子です。中におまつりされてある羅漢さんは、東大寺元管長さんの清水様の作だそうです。清水様のご依頼のお仕事をされた折に頂かれたそうです。
次の写真は、猪谷工務店が、二年前に、清水元管長様の自宅でもあります塔頭のお隣で、Y様宅の新築工事をさせていただいた
時に現場の庭から撮影しました。そんな話から、今日は小島雄四郎先生と、話がはずみました。
東大寺の屋根の鯱の写真ですが次の写真の濡れ縁から撮影したものです。住宅としては得がたい環境ですね。
私どもも、こういう所に建築させていただいた事を大変誇らしく思っています。
話はそれましたが、螺鈿のお重箱です。柔らかい中に、本物の力強い迫力が伝わってきます。
次の写真は、シオジの花台の木目が素晴らしい拭き漆に目を惹かれました。
シオジ材は、今は希少な材となっております。
小島雄四郎先生のお言葉では、刃物のあたりがよく加工しやすい材だそうです。
それにしても芸術的な木目模様ですね。
螺鈿の拭き漆仕上げがなんとも素晴らしく木の良さを引き出しています。
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