階段は安全に配慮した設計を!形状から材料の選定まで。基本は無垢の木の手作り階段です。
あなた様が家を建てる時の参考になる情報になることを願って記事を書き込んでいきます。
どうぞ最後までお付き合いお願いします。
階段の形状から
1.階段の形状は直線で一気に上がる(鉄砲階段)と、
2.最後か最初の4段ほど曲がる階段、
3.登る方向が途中の踊り場で方向転換する折り返し階段、
4.極端ですが螺旋階段があります。
そして足の踏むところを踏み面といいます。
また、段のバックに入ってる板を蹴込み(けこみ)い板、
サイドで壁に取り付けて段板、蹴込み板を支えるのが親板とか、ササラ桁と呼びます。
基本的に、安全面から直線階段は避けたいですね、
また、№2の階段の曲がるところは昇る時のスタート部分にして降りる時のスタート部分は、
内側の段巾が狭くなっていて転落の危険がありますので避けたいですね。
杉の階段にお洒落にアイアンの手すりです。
又蹴込み板は段の鼻先から2㎝位が適当で、
あまり深いとあがる時につま先を引っ掛けて危ないです。
又、あまり少ないとかがとが使えて滑りやすく、
先述の寸法くらいが適当です。
段板の鼻先には滑り止めを突起せずに付けるのがベターです。
最後になりましたが建築基準法の基準通りでは今ではかなり危険な勾配ですね。
平面図間取り図を描く時は1グリッド910□で段板4枚までで検討してください。
これも大事なポイントです。
また、家全体の高さをあまり高くせず、特に1階床~2階床までの寸法を抑えるようにすると
(2m70㎝前後にしています。そうすると13段で上ると蹴上げが20㎝7㎜になります。これでも上りやすいとは
言えませんがぎりぎりの寸法です。14段にすると19㎝でこの僅かの差が感覚的に大きいです。)
階段の蹴上高さが抑えられて昇りやすい階段になります。
メーカーハウスとか、田舎の大工さんの作る家で、やたら階高の高い、階段のきつい家が見かけます。
気をつけたいですね。
最低45度を基準に踏み面蹴上寸法を決めてほしいですね。
しかし角度だけ守れば良い階段かと言いますと、そうではありません。
角度が緩くても蹴上の寸法の大きいのと小さ過ぎるのも危険です。
写真の階段は、戦後70年の現代ならではの木の使い方です。
段板厚み4㎝無節です。
桧は少し固い感触、
杉は柔らかくて素足が気持ちいいです。
松は足裏に、木がフィットしてくる感じがします。これもまた気持ちいいです。
金額は既製品とあまり変わり無い価格で出来るのも、戦後70年の現代ならではの木の使い方です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたさまが家を建てられる時に、このブログの記事がお役にたてる事を願って書き込みを終えます。
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