茶室 又生庵 再生工事

江戸末期の茶室 「又生庵(ゆうしょうあん)」再生工事
完成しました。
又生(ゆうしょう)とは、野火焼(のびやけ)けて尽きず 春風吹いて又生(またしょう)ずる。
熊本県の高崎正風〈たかさきしょうふう)と言われる明治天皇の和歌の先生
をされておられた方の書が掛けられてありました。
この草庵は、お煎茶道のお茶室です。
命名はご主人様が、白易居(はくえききょ)の詩からと伺いました。
床の間の軸は「一期一会」(いちごいちえ)
脇の一輪は庭の椿をご主人が生けてくださいました。
「一期一会」この時間この瞬間に同じ場に居合わせる
ことを大切に、ですね。
工事は楽しみながら出来ました。ありがとうございました。
銅管では何かそぐわない気がして、青竹で樋の配管をしました。竹の伐り旬(しゅん)に伐ってあった竹が有ってよかったです。
夏を超え秋から冬 そして….。
庭の桜の咲いて又生庵が命を吹き返しました。
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