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吉野産桧材の端材でペン立て作りました。

樹齢60年生の、全て赤味材の桧の正角105□の土台の端材で
大工さんがペン立てを作りました。

猪谷社長
下の写真は加工する前の角材です。土台に使うので、人口乾燥ではなく自然乾燥の桧材を採用しました。

藤川さん
どうして土台は自然乾燥なんですか?

猪谷社長
それはやね!人口乾燥で高温の釜に入れる乾燥方法では、桧特有の耐腐朽性の役目を担う樹液、α-ピネン、カジネン、リモネン、ヒノキチオール、があります。これらの成分には「除菌効果」や「消臭効果」が期待できるのに、それをも搾り出してしまうと、樹本来の特性を無くしてしまうため、天然乾燥材にして樹の体内にある成分を残して乾燥するからです。


藤川さん
そうでしょうね、高温乾燥では樹液が滲み出ていますものね。

猪谷社長
そうです!だからシロアリの被害を受けやすくなり、薬剤に頼ることになってしまうんです。

藤川さん
なるほど!

猪谷社長
もっと言えば、シロアリの害を受けた木を見てみますと、枝と芯の赤い部分は食害にあってないことが事例からわかります。

藤川さん
そういうことですか!!社長の経験がものを言うってことですね!

猪谷社長
今までの経験から確証できっます。ですので、105角の断面がすべて赤い芯材で取れるだけの太い丸太、50年以上から製材すれば安心なわけです。シロアリの薬剤も使わなくてもいいし。

藤川さん
又、斜めにカットのデザインしたことで、より年輪が強調されていますね。

猪谷社長
天然乾燥の赤味材ですので、デスクワーク中も、桧の香をりを味わっていただけると、思っています。


藤川さん
市販品に比べて少し仕上がりが雑くないですか?

猪谷社長
木工作家さんや工芸家の作品と比べると、仕事は粗いですが、「大工の遊び」と、ご寛容に見てやっていただければありがたいです。

藤川さん
そんなものですか?

猪谷社長
大工さんも、手仕事で、こっちりやとやれば、幾らでも良いのを作る腕は有るのですが、ここで、手間を掛けるほど単価も上がり、その価格ならプラスチックで充分ではとなってしまい、いつまでたっても石油製品のプラスチックが主流になってしまいます。
子どもとお父さんの工作の作品感覚で使って頂けると嬉しいです。
藤川さん
この後は、ご自身で、オリジナリティを出してデザインしてみてほしいという事ですか?着色するとか?

猪谷社長
そうです!
プラスチック製品の事務機のなかで、素朴な味として、楽しんでいただきたいと思って作りました。

粗末な本物

猪谷社長
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